「朝ご飯を食べよう」―。食育を推進する国や自治体のキャンペーンじゃないが、やっぱり朝食抜きじゃ力が出ない。若者や子どもたちに、日本人の健康を支えてきた食生活のリズムを取り戻してもらおう。各界で活躍する人たちの朝食をちょっと拝見し、元気のもとを探ってみる。


ベガルタ仙台選手 渡辺広大さん 献立、栄養士がしっかり管理


豊富なメニューの朝食を食べる渡辺さん。長いシーズンを乗り切るには、栄養管理が不可欠だ

 サッカー、Jリーグ2部(J2)ベガルタ仙台の選手寮(仙台市泉区)では毎朝、入寮する若手の15人が、がっちりと朝ご飯を食べる。和食が中心で、テーブルには常に10品ほどが並ぶ。

 この日のメニューは焼き魚や納豆、サラダ、ヨーグルトなど。期待の大型DF渡辺広大さん(20)は「スポーツ選手だからこそ、朝食は意識する。練習などの兼ね合いで昼食を軽くすることがあっても、朝ご飯はしっかり取る」と強調する。

 激しい練習に備えてエネルギーの補給が必要だ。一日の食事の摂取カロリーは4000キロカロリーが目安。20代事務職男性(2250キロカロリー)の約1.8倍に上る。


山形戦に出場し、気迫あふれるプレーを見せる渡辺さん=今年5月、仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台

 食事の指導はオリンピック選手らの栄養管理を手掛けた栄養士が担当する。コメはビタミン強化米、調理用油の種類も指定するなど、きめ細かく配慮されている。

 「専門家が作った献立なので、安心して食べられる」と渡辺さん。ベガルタの広報担当者は「選手が入団先を選ぶ際、寮での栄養管理状況も判断基準の一つになっている。しっかりした食事を取れば、けがをしにくくなり、プレーの質も上がる」と説明する。

 ベガルタ仙台は今、激しいJ1昇格争いの真っただ中にある。当たりの強さと的確なカバーリングが持ち味の渡辺さん。蓄えたパワーを発揮し、悲願達成に貢献してくれるはずだ。

(2007年9月21日)




朝ごはんを撮ろうキャンペーンに戻る